本年もNGP(長野グローカルプロジェクト)をよろしくお願いいたします
2020年01月08日
活躍の場を求め、校外で多くの生徒が発表
活動を少し振り返りますが、昨年12月は学校外で課題研究を発表する場があり、長野高校の生徒たちもそれぞれのプロジェクトでその存在感を示してきました。
12月15には、立教大学主催「第4回関東・甲信越静地区 探究学習発表会」が同大学池袋キャンパスで開催されました。本校からは、日本語プレゼンテーション部門に2年生2グループ、ポスタープレゼン部門に1人が出場しました。
発表したのは、課題研究発表会のプレゼンでもあった「資源循環型社会“NAGANO”を目指す」(県民一人当たりのごみの排出量の少なさに対して、リサイクル率が低いという差異に着目し、海外の例も参考にしながら長野県に合った社会システム構築の必要性を提言)、新たなプロジェクトとして、「授業の主役はわたしだ!」(国内外の学校に注目し、積極的・主体的な授業が、効率的な学校教育へつながると考え、こうした授業が好奇心の向上や時間の有効活用、ひいては社会の活発化実現につながると提言)と、「海なし県に暮らす高校生がプラごみを減らしたいと思った。」(なかなか県民に浸透していない県主導の運動を受け、学生団体を立ち上げて若者にプラごみ問題を共有し、学生発“信州プラごみゼロ宣言”を目指す)の3グループです。学外での発表の良いところは、他校の研究を間近に見ることができること。数々の先進的な研究には多くの刺激があり、改めて自分たちの研究を見直す有意義な場となったようです。
12月22日には文部科学省・筑波大学主催の「2019年度探究学習全国高校生フォーラム」が東京国際フォーラムで開催されました。本校は2年生3人とラオスからの留学生が一緒に組んだプロジェクトで参加しました。日本とラオス両国の共通の教育課題として「教員の質の低下」を掲げて、この発表に向けて、昼休みを利用した学習会を繰り返し行い、議論を深めるなどして精力的に準備を進めてきました。全国の優秀な学校に引けを取らない堂々とした発表を行い、多くの聴衆に囲まれていました。
また、12月18~19、21~22日の4日間には、海外チームを招いて長野市で開催されたJリーグ主催「Jリーグインターナショナルユースカップ」で、本校生徒たちが英語での会場アナウンスボランティアに参加しました。多くの1年生も参加募集に手を挙げてくれ、積極的な姿勢が頼もしいばかりです。
令和2年もスタートしましたが、課題研究については、いよいよ2月に1年生はじめての発表会があります。12月のフィールドワークを踏まえて進めてきた課題設定をどんな形で発表してくれるのか、そして活発な議論も楽しみです。