9~10月の活動紹介(2)
2017年11月07日
スーパーグローバルハイスクール 平成29年度課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)開催される
10月12日(木)の午後、県内外から60名を越える参観者を迎え、平成29年度課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)が開催されました。
12:50~14:05【第一部】分散会 HR教室等15会場
2学年280名全員・全57班が15会場にわかれてプレゼンテーションを行い、同じ会場の2年生および聴衆として参加した1年生や参観者との質疑応答を行いました。
11月末には台湾研修旅行で課題研究を英語で発表するため、ほとんどの班がプレゼンテーションあるいはスライドで英語にチャレンジしていました。
また、今回はフィールドワーク先から多くの方に参観をいただくことができ、生徒の発表にもいっそう熱が入りました。
<皆さんから寄せていただいた声>
・短時間のFWでしたが、丁寧にまとめていたと思います。
・話す声の大きさ、スピードなど班によって差はあるものの、高校生のレベルとは思えない、素晴らしい出来だと思いました。
・難しいテーマですので答えはありません。これからも考え続け、ぜひまたご意見を聞かせて頂ければと思います。
・地域との連携、とても重要だと思います。
・自らテーマを決め、課題を見い出し、フィールドワークを通して具体や現実を知り、解決策を考えるサイクルは、自ら学ぶ力を身につけるための大切な方法であると考えます。
等々、生徒の活動や発表を評価する暖かい声をたくさんいただきました。
14:25~16:05【第二部】全体会 本校小体育館
SGHスタッフ2名がファシリテータとして会を切り回した全体会では、事前に発表スライドによって行われた一次審査と分散会での発表による二次審査の合計で選ばれた上位3班が1,2年生全員と参観者の前でプレゼンテーションと質疑応答を行い、外部講師としてお招きした信州大学工学部教授・中村正行氏、県教育次長・菅沼 尚氏の審査で賞が決定しました。
<入賞班> *奨励賞は二次審査までの結果より
最優秀賞 4541班 Rグリッド~信州における再生可能エネルギーの活用を考える~
優秀賞 1204班 美しい景観を産み出す道路を創る
優秀賞 4530班 自動運転が創る未来について
奨励賞 6749班 “女と男”~ジェンダーを越えて~
奨励賞 1212班 信州ふうどで長野をPR!
地域内で複数の再生可能エネルギーを組み合わせてエネルギーにおける地域の自立をめざし、それを途上国にも広げていくことを提案した4541班が最優秀賞を獲得しました。
講師の中村先生からは「4541班は、Rグリッドという自分たちの造語で、おや?と思わせそこへ向けて聴衆の関心を引っ張っていく構成がよくできていた。1204班は斬新で、でも現在の技術なら可能な発想が面白い。4530班の自動運転技術と乗り合いタクシーの併用は、現在の様々な技術革新にも通じるよい発想だ。また、質問も、再生可能エネルギーは環境を守るというが太陽光パネル設置のために森林を切り開くことはどうなのか、など本質的でよかった。」との評価をいただきました。
菅沼先生からは「4年前(初年度)から比べれば格段の進歩で、それも全員で動くことで互いのエネルギーを吸収し合ってきた結果だ。探究活動は大学でも人生でも繰り返すことで、それを今やっていると考え、これからに続く面白いものを見つけて行ってほしい。ぜひこれからもさらにレベルを高めていってほしい。」との激励の言葉をいただきました。
発表に向け力を傾注した2年生諸君、お疲れ様でした。聴衆として発表会を盛り上げた1年生諸君、来年に期待します。そして、参観者の皆さん、フィールドワーク先を初めとして研究にご協力くださった皆さん、本当にありがとうございました。