平成28年度 2学年課題研究発表会を開催しました
2016年10月15日
平成28年度 2学年課題研究発表会を開催しました
平成28年度 課題研究発表会(善光寺グローバルプレサミット)を10月13日(木)に開催しました。この発表会は2年間の地域課題研究の集大成であると同時に、台湾研修、論文作成を経て3年次の善光寺グローバルサミットに集約されるグローバルな広がりを持った研究への結節点と位置づけられています。また、今年度は長野高校の評価シートを用いて評価を行い、第1部(分散会=1次審査)、第2部(全体会=2次審査)というコンテスト形式として実施しました。
第1部:分散会(13:40~14:50)
全15会場に分かれて2年生のすべての班がプレゼンテーションを行い、1年生も全員聴衆として参加しました。
1年生での研究の上に、仮説を立て、2度のフィールドワークで課題を発見し、解決策を考え、スライドにまとめるまでを半年で行ってきました。短い期間でありながら、その発表内容の質の高さに驚かされました。特に、この1週間の仕上げは目を見張るものがありました。発表の特徴として①多かったテーマは観光、地域の発展、教育、福祉、外国人の問題。②約6割が英語を用いて発表を行ったことが挙げられます。台湾研修旅行を視野に入れ、グローバルを意識した発表にチャレンジできたことは素晴らしいことです。
第2部:全体会(15:10~16:20)
1,2年生全員と職員に加え外部講師、希望する保護者の皆さんが参加されました。SGHスタッフリーダーがこれまでの課題研究の振り返りを行ったあと、第1部の分散会(1次審査)で選ばれた、「自然環境との共存」「スポーツが観客に与えてくれるもの」というテーマで研究を行った2つの班が発表を行いました。参観した生徒からは「アイコンタクトが大事だと思った。」「調査した情報を詰め込むのではなく、適切なものを選ぶことで聴衆に内容が伝わりやすくなると感じた。」「『なぜスポーツ観戦がおもしろいのか』なんて考えたことがなかったけれど、科学的根拠がしっかりあるということを知り、研究のテーマは身近な所にあるのだとわかった。」「質問が鋭かった。プレゼンを聞く側も知識が必要である。」といった感想が聞かれました。
本校SGH活動は生徒が主体的に活動する場です。課題研究のテーマ設定はもちろん、フィールドワークの交渉も生徒が行います。この発表会の運営も全て生徒たちが行いました。課題研究を通して、主体性や多角的な視点、グローバルな視点が養われていることを実感しています。
生徒の活動を支えてきて下さった外部指導者の先生方やフィールドワーク先、保護者の方々など多くの関係者のご協力にこの場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。課題研究はこれで終わりではなく、台湾研修旅行、論文作成と続いていきます。今後とも何とぞご指導のほどよろしくお願い致します。