新2年生の課題設定に向けて「課題研究デザイン」講演
2026年03月02日
文化学園長野中学・高等学校の榎本智恵子先生にお話をしていただきました
2月27日(金)の午後、文化学園長野中学・高等学校の榎本智恵子先生をお招きして、1年生に向けた講演を行いました。榎本先生は元JICA長野デスクで、2学年課題研究発表会の講師など様々な形で本校の探究学習にご協力をいただいています。ここ2年ほど、2年生の夏前に行っていた榎本先生の講演ですが、次年度、個別研究に進む1年生に向けて、あらためて課題研究・探究とは何か、高校生の研究で必要な視点とはどんなものなのか、「課題研究デザイン」と題してお話をしていただきました。
榎本先生は、本校のこれまでの研究テーマを具体例に挙げながら、課題研究を、進め方(プロジェクト型とリサーチ型)と分析方法(科学的アプローチと哲学的アプローチ)に分類し、研究の性質を知ることで自分たちの研究をどのように進めることが最適かを考えられること。日本社会や世界的な大きなテーマであっても、身近な例や体験を絡めることで自分事として捉えられることなど、高校生の課題研究にどんな視点が必要なのかをわかりやすくまとめて話していただきました。
また、ゲストとして文化学園長野高等学校3年生の細井さんには、自身が取り組んできた廃油石鹸プロジェクトについて発表してもらいました。ひとつのプロジェクトを、試行錯誤を繰り返しながら進めてきたという研究内容はもちろん、発表の仕方もとても惹きつけるものがあり、長野高校生に“人に伝わる”プレゼンのお手本を見せてもらいました。
講演を聞いた1年生の感想の抜粋です。
・漠然としていた研究の方法が視点が分類されることで、研究への取り組み方がより明確に理解できた。
・1回壁にぶつかっても、だめだと心を折らずに、本当にそうかな?と自分でしっかり粘り強く研究することが大切だと分かった。
・研究テーマは、自分の興味と社会の諸課題を照らし合わせながら考えることが大事だということがわかった。2年生の研究に向けてさらに色々なことを考えていけるようにしていきたい。
・お聞きしたプレゼンの研究がとても深くて印象に残りました。自分のイメージしていた、調査をして、まとめるという研究とは違った、何回も段階を踏んで、自分で体験していく研究の形が研究をより良いものにしているのを感じました。
2年次の研究活動で大事になってくるのが、研究テーマの設定です。今年度は、中間発表会のあと、1年生の最後に自分の研究テーマを考える機会を設けています。ここから2年生の始めにかけて、できるだけ時間を多く取って研究テーマをしっかり設定し、続く本格的な研究活動やゼミ形式の授業にうまくつながってほしいと思います。



