2年生の研究はまとめの段階へ
2025年10月02日
12月の課題研究発表会に向けて、中間報告会を行いました
9月29日の授業は、課題研究発表会(12月実施)に向けた2年生の中間報告会を行いました。ゼミのメンバーたちの前で、ここまでの研究の進み具合と、今後の見通しや課題を発表し合います。
今年度は、中間報告の形式を、各教室でプロジェクターを使った1人5分間のプレゼンテーションと統一しました。プレゼンそのものの内容も大事ですが、聞き手の立場に立って、相手にわかりやすく内容を伝えるというのも発表の大事な要素になります。
1年生も課題研究グループごとに教室に入り、報告会に参加しました。早めに発表が終わった教室では、車座になって課題研究に関する1年生の質問に2年生が答えたり、ディスカッションを行なっているところもありました。ある教室では、1年生から「インターネットなど情報があふれる中で、より信憑性が高い情報を得るにはどうすれば良いか。」という質問が出ると、2年生が「政府や公的機関が公開するデータが信頼できる。ネットや文献調査を中心に研究を進めてきたが、フィールドワークに行って実際に情報を得てくることも大事だと思う。」と答えていました。先輩の話を聞く場が思いのほか盛り上がった教室もあったそうで、グループ研究を進める1年生にとっても貴重な機会になりました。
中間報告を聞いた先生たちから「アンケート結果など、データが客観的であるのか、主観的であるのか、その違いで研究の方向性が変わってくるのではないか。」「貧困などをテーマにした場合、国や場所によって定義が変わってくる問題だ。」など、研究に沿ったアドバイスもありました。
中間報告会が終われば、いよいよ12月の発表会に向けて、それぞれの研究をより深化させていくことになります。中間報告会で得た気づきや課題に向き合って、よりよい発表になるように頑張ってほしいと思います。