グローバル経済講演会がおこなわれました。
2015年07月27日
グローバル経済 桃木至朗先生講演会
7月27日、1・2時限目にグローバル経済講演会がおこなわれました。講師の先生は大阪大学大学院文学研究科、文学部教授の桃木至朗先生です。
1年生は現在世界史Aを学習していますが、少し前に「西欧を中心とする世界の一体化」という単元がありました。大航海時代を境として、それまで「各地域の歴史」であったものから「新大陸」をふくんだ「本当の意味の世界史」が成立した、また銀を中心として貿易や経済に大きな変化がおきた、ということを学びました。今回そのことを大学の先生から専門的に講義をしてもらおうというのが講演の目的です。また1年生のみんなに大学の講義を体験してもらおうということも目的のひとつです。
講演のテーマは「アジアから見た世界の一体化と日本の鎖国」で、世界史的な視点だけでなく、日本史の視点も取り入れた内容でした。多面的な視点から物事を捉える、多方面から検証をすることの大切さを学び取ってもらえたら、今後の課題研究を進めていく上で有意義であると思いました。そしてそれは「長野高校の教育課程における課題研究」ということにとどまらず、「本当の学問とは何か、研究とは何か」というところにつながっていきます。ほとんどの生徒のみなさんが大学に進学をしたいという希望を持つ本校において、それは「大学に入学するために必要な学力」を養成することと同じくらい大切なことだと考えています。この講演会を聴いて、そんなことを改めて感じました。