海外研修報告会を終えて

2025年05月27日

1・2年生と公開授業参観の中学生や保護者に向けて発表しました

 5月24日(土)は本校の公開授業がありました。3時間目を使って、1・2年生と、公開授業を参観した中学生や保護者を前に「海外研修報告会」を実施しました。
 この海外研修報告会は、3月に実施したシンガポール研修とアメリカ研修の報告会です。現地の活動内容に合わせて、事前学習の段階から生徒たちを5つのグループ(シンガポール、ハーバード、ボストン、ミルバーン、ニューヨーク)に分けました。報告会ではこのグループごとに発表しました。
 発表は、初めの挨拶を含め全編英語で行いました。シンガポール、アメリカでの研修を終えた生徒たちが、訪れた様々な場所でどんな学びを得たのか、何に驚き、何に感動し、そして自分は今それらについてどう考えているのか。長野高校のほかの生徒たちに発信し、還元していくことに、この報告会の意義があります。グループの発表からは、訪れた場所それぞれで、たくさんの学びがあったことが伺えました。報告会を終えた後、全員で記念撮影をしましたが、生徒たちの充実感でいっぱいの表情を見ることができました。

 この日の午後に、研修旅行で現地引率をしてくださった株式会社アイエスエイの馬塲さんが、研修後ワークショップを行ってくれました。海外研修で学んだことや研修後の変化や目標などを具体的に振り返りながら、どんな学びがあって、何を活かしていきたいのかをもう一度考える場になりました。
 生徒同士で意見を交換し合い、全体にシェアする時間には、生徒から「ミルバーン高校の授業がとてもインタラクティブで、どんどん挙手をして発言するなど生徒の積極性を目の当たりにした。積極性の重要さと面白さを感じた。」「チャンスを自分でつかんでいくことの大切さを学んだ。」「研修を通じて自分自身の足りない部分に気づくことができた。」などの発言がありました。対して、馬塲さんからは『どんなことでもアウトプットすればするほどフィードバックしてもらえるので、積極的に自分から発信していくことがとても大事になる。成功には失敗が伴うもの、高校生の今は何事にも100%の力で取り組んで失敗する中から学んでほしい。』と生徒たちのこれからに激励の言葉をくださいました。


 以下は、報告会を聞いた1・2年生の感想の抜粋です。
・外国に行って人と接して、何を話すかではなく、どう接するか。何をするかではなく、そこから何をどう学ぶか。探究の姿勢が大事だと思いました。
・シンガポールやアメリカの文化を日本との違いとともにも知ることができて面白かったし、会話をする上で相手のことを知ろうとする気持ちの大切さや恐れないで挑戦することの大切さなど、学んだことを沢山紹介してもらえて有意義な時間だった。
・知らない土地で数多くのことを経験したことが大いに伝わり、海外研修に興味を持つことができました。
・海外研修に興味を持っていて、どんな体験や学びができたのか気になっていたため、沢山の写真とともにアメリカやシンガポールの研修でやったことを詳しく聞けて良かったです。話を聞いていて積極的に相手の気持ちを考えてコミュニケーションをとる大切さや海外で注意するべきことなどを学ぶことができました。また、発表していた人達はみんな英語が上手く、私ももっと頑張ろうと思うことができました。素晴らしい発表ありがとうございました。

 最後になりましたが、会場の大体育館には、生徒たちの後方に来校者の見学場所を設けたところ、大勢の方達が来てくださいました。ありがとうございました!

●令和6年度の海外研修は、シンガポール研修(群馬県立前橋高等学校、群馬県立高崎女子高等学校と合同企画)が3月9日(日)から14日(金)までの6日間で現2年生3人が、アメリカ研修が3月16日(日)から22日(土)までの5泊7日間で現2年生35人が参加しました。
 シンガポール研修は令和6年度に初めて実施したもので、シンガポール国立大学で現地の大学生らと交流やディスカッションを重ねながらリーダーシップについて学びました。アメリカ研修については、例年通りハーバード大学やMIT(マサチューセッツ工科大学)、国連本部などを訪問し、そこで働く(学ぶ)方々との交流を通じて世界を肌で感じ、よりグローバルな視点を学び合う場となりました。さらに、夏休みにはイギリス語学研修も実施予定で、これから事前研修が始まります。

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