新年度の授業が始まりました

2025年04月15日

1年生はブレインストーミングから

 新年度も本格的に授業がスタートしています。
 14日(月)は第1回目の総合の授業でした。3年生は、グローカルアカデミアを選択した生徒たちが、7月までそれぞれの課題研究に取り組みます。2年生は昨年度のグループ研究を経て、いよいよ各自が興味・関心のある分野や、進路希望に沿ったテーマで個別研究へ進みます。

 入学して1週間ほど経った1年生も、ブレインストーミング(以下、ブレスト)から総合の授業が始まりました。1年生の総合的の探究の時間は、ブレストやディスカッションなど、探究活動でも頻繁に登場してくる基礎を学んだ上で、地域社会で働く人たちから学ぶフィールドワークなどの活動に移っていきます。
 ブレストのテーマは、1年生のスタートにふさわしく「高校時代に身につけたい力」です。
 ブレストは、たくさんのアイディアを出し合って話し合うための方法です。『結論厳禁』(意見を否定したり、実現可能か判断することは禁止)、『自由奔放』(ユニークで斬新な意見も大歓迎)、『質より量』で意見を出し合う、『他人の意見に便乗』して新たな考えを創る、の4つのルールのもとに行います。各クラスで少人数のグループに分かれて、まずは実践。はじめはとにかく量を意識して、ひとつの意見を1枚の付箋に書いて貼っていきます。
 いくつかのクラスの授業を覗いてみました。
 “多角的に物事を見る力”“継続する力”“自主性”“英語力”など学習面に通じる力をはじめ、多くのグループで挙がっていたのが、人間関係を円滑にする“コミュニケーション力”。グループの一人ひとりが持つ色々な視点から話題がどんどん広がって、たくさんの意見が出ていました。
 出された意見の中からグループとしての考えをどうまとめていくか、一連のブレストの流れを体験したあとは、グループ毎に発表をしました。あるグループは、コミュニケーション力など周りと関わる力や、学力などに細かく分類したうえで、まずは自分から行動する積極性や自主性を大事に生活していきたいとまとめました。また別のグループからは、意見として挙がった色々な力はどれかひとつではなく、お互いに繋がり合ってくるのでどれも効率よく身につけていきたいという話もありました。

 50分授業で駆け足でしたが、第1回目の授業が無事に終わりました。月曜日の6限は、全学年が同時に総合の授業を行っています。3年生の発表を1年生や2年生が聞くなど“学年を越えた学び”も取り入れながら、今年度もNGP活動を進めていきます。

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