シンガポール研修 Day 5

2025年03月14日

シンガポールで過ごす最終日、研修のまとめと笑顔あふれる夕食会も

 シンガポールで過ごす最終日(3/13)となりました。研修3日目のゲストスピーカー講演の生徒の感想を一部抜粋して掲載します。

・人生を変えられるような貴重なお時間が聞けて良かったです。0から1にするという意味は最初はよくわからなかったけど、話を聞いて具体例を知り、自分もそのような人間になりたいと思うことができました。
・ブランドだけで物事を決めてしまうことがあるので、それよりも自分が本当にやりたいことに突き進むことが大切だと知ることができた。イノベーションについて人々に貢献することを素晴らしさを知ることができた。私も将来は海外の大学に行って働きたいと考えているので今回の学びを生かしたい。
・学校やネットでは得られない生きている情報を直接聞くことができとても興味深かった。必ず今後の人生観にかかわってくると思う。
・私たちの人生選択に海外大学進学というものがあることを知れて、とても有意義でした。起業について今まで教えてもらったことがない新鮮なことばかりでとても面白かったです。また、リーダーは優秀でなくても良いという言葉が刺さりました。
・今まで憧れはあるけど自分にはできないと制限してしまっていたことに気づけました。確実に私の考え方や物の見方が変わって成長につながったと思うし、特に失敗はあきらめなければ失敗ではないという言葉が心に残っていて、これから色々なことに挑戦するのに心にとどめておきたいと思いました。

 午前8時集合で寮のチェックアウトを済ませ、9時にシンガポール国立大学に到着。午前中から昼過ぎにかけては効果的なプレゼンテーションの手法を学び、プレゼンテーションの準備をし、午後に最終プレゼンテーションを実施しました。プレゼンテーションは個人とグループの2種類でした。個人プレゼンテーションについては、学校の先生、臨床医、ビジネスマネージャー等、自分の将来の夢を大きく語っていました。それらに関してSWOT分析を用いた結果を反映し、今回のプログラムで学んだことを踏まえ、どのようなアクションプランでどのような強みを生かして達成・活動していくかという内容について、堂々と発表してくれました。グループプレゼンテーションに関しては、グループで意見を出し合いながら、SDGs4「質の高い教育をみんなに」、5「ジェンダー平等を実現しよう」という観点で、世界の問題を生徒たちがリーダーとしてどのように解決ができるかという観点で発表してくれました。この5日間で生徒同士の仲も深まり、チームワーク、リーダーシップ、フォロワーシップが向上し、完成度の高いプレゼンテーションをしてくれました。
 プレゼンテーション終了後は、講師、グループリーダーと最後の時間を過ごしました。リフレクションを基に、NUSでの学びを共有すると、自然と拍手が生まれ、この5日間の奮闘をねぎらい合いました。講師とグループリーダーが生徒のために、修了証を用意してくれており、受け取った生徒の姿は初日と比べて一回りも二回りも大きく頼もしくなったように感じられました。また、3つのグループの中で一番リーダーとして頑張った生徒には、優秀賞が渡され、受け取った生徒はとても喜んでいました。中には自分で作成した折り紙等をお礼として渡す生徒もいました。
 研修プログラム後は、シンガポールで一番有名といっても過言ではない、マーライオンを見に行きました。ここに行くまでは日本に帰れないと話す生徒もいて、定番の水を飲むポーズや頭を洗うポーズ等ユニークな写真を撮っていました。夕食はプラナカン料理のバイキングでした。プラナカン料理は、中国料理とマレー料理が融合したものでニョニャ料理とも呼ばれる、シンガポールやマレーシアなどの伝統料理のひとつです。少しスパイシーな味付けが特徴ですが、みんなで食べる最後の食事だったため、この研修だけでなく長野や群馬の地元トークや方言、珍しい風習などいろいろな話題を交えた笑顔あふれる夕食会でした。
 この後は、チャンギ国際空港のジュエルを散策し、深夜の便で日本に帰国します。生徒たちからは、もう終わってしまう、帰りたくないという声も多々聞こえてきました。今回の研修で、たくさんのことを楽しみ吸収できた結果であると思っています。まだまだ、学びを消化しきれない部分もあると思いますが、今回の研修で学んだリーダーシップを基に、学校生活や将来に向けて邁進してほしいと願っています。
 以上、シンガポール研修最後の報告とします。(現地より)

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