シンガポール研修 Day 3
2025年03月12日
研修も折り返し、現地の学生たちとキャンパスウォークも
研修3日目(3/11)となりました。朝食はフィッシュバーガーとビーフンの2種類から選ぶ形式でした。生徒に声をかけると、早く寝たため昨日の朝よりは疲れや眠気はないですと元気に回答してくれました。
午前の授業は、SWOT分析、チームワークの重要性、イノベーションと持続可能性に関するディスカッションを行いました。SWOT分析とは、S:強み(Strength)/W:弱み(Weakness)/O:機会(Opportunity)/ T:脅威(Threat)の4つのカテゴリーを基に分析していきます。今回はこの方法を用いて自己分析を行い、自分のアイデンティティーを理解し、それを基にどのように自己実現していくのか。自己実現のためにどのような機会を作り上げ、何が達成を阻害する原因となっているか。一人ひとり今の自分と向き合い考えていました。
昼食は、ワンタン麺でした。ワンタン麵といえども、スープはなく、日本のワンタン焼きそばのようなものでしたが、馴染みある味で皆おいしそうに食べていました。
昼食後は、学生と一緒にキャンパスウォークです。シンガポール国立大学の内部を歩き、フードコートや図書館等を見て廻りました。 大学生協では買い物の時間も設け、シンガポール国立大学のTシャツやキーホルダー、エコバッグなどのグッズをお土産に購入し、すぐに購入したTシャツを着て楽しむ男子生徒もいました。本日は非常に暑かったため、キャンパスウォーク終了前には、シンガポール国立大学内にあるフルーツジュース屋に寄り、思い思いにトロピカルミックスジュースを堪能していました。
キャンパスウォーク終了後は、昨日のディスカッションと午前中のSWOT分析を生かして、自分の未来についてのプレゼン準備、翌日に控えたインタビューアクティビティの準備、ゲストスピーカー講演を聞きました。
今回は3名のゲストスピーカーにお越しいただきました。1人目は、シンガポール国立大学で経営学を学ばれている沼上さんです。自分がどのような学生であり、何を思って海外大学進学を目指したのか、経歴を細かくお伝えいただき、生徒に問いかけながらインタラクティブに進んでいきました。経歴だけでなく、シンガポール国立大学の奨学金事情、入試について、人生において大切にしていることをシェアしていただき、これから大学進学を目指す生徒たちにとって共感できる部分がたくさんあったのではないかと思います。2・3人目は、GREENWAY GRID GLOBALという企業に所属している鬼頭さんと、鶴井さんでした。お2人ともイノベーションを起こす側の仕事をしており、日本の学校の授業ではなかなか扱わないであろう、イノベーションの起こし方、ビジネスモデルの考え方を高校生にもわかりやすく丁寧にお伝えいただきました。日本人は0⇒1を創り出すことが苦手と言われますが、まさに世界の最先端で0⇒1を創り出す仕事をしているお2人を前に多くの質問が投げかけられました。
3日目は研修の折り返しとなるため、ゲストスピーカー講演前に、全体でこれまでの研修の振り返りを行いました。生徒たちに、自分の実力を100%発揮して、研修に臨むことができているかと問いました。3名がYES。11名はNOという答えでした。意見は考えることができているが、英語がうまくできないという考えからまだまだ勇気が出ず挑戦ができていないという意見がほとんどでした。先生方や親御さんにもらったこの短い研修の時間を全力で取り組み、アンテナを広げマインドをさらに醸成できるよう、改めて研修においての目標や、このまま過ごすだけで本当に満足なのか?ということを考えることが大事だとアドバイスをしました。残りの研修期間、さらに成長していくために、自ら考え自ら行動し、挑戦を続けてくれることを願っています。
(現地より)