コンソーシアム会議を開催し意見交換
2025年03月04日
本校の探究学習について貴重なご意見をいただきました
長野高校は、県内初のSGH校、つづいて「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」と文部科学省から指定を受けた事業を8年間にわたって継続してきました。指定事業は令和3年度末で終了しましたが、実質的に事業を継続し、探究活動のさらなる充実に努めています。
この事業に際して立ち上げたコンソーシアムも継続し、双方向で協働できる体制を目指しています。コンソーシアムには、長野県企画振興部総合政策課、長野市、信州大学教育学部、信州大学工学部、長野県立大学、東京海上日動火災保険株式会社、株式会社八十二銀行、長野青年会議所、金鵄会(本校同窓会)が参加してくださっていて、本校の探究学習にさまざまな角度から支援をいただいています。
今年度も、フィールドワークの受け入れや調整、昨年12月に実施した2年生の課題研究発表会への講師派遣などにご協力いただきました。
2月27日(木)に本校でコンソーシアム会議を開きました。年に一度、担当者の皆さんに学校にお越しいただき、今年度の事業活動や来年度の見通しについて報告して、意見交換の場を持っています。
会議には、途中2年生3名も出席して、課題研究発表会で最優秀賞だった2年2組の安部さんと2年3組の寺沢さんには課題研究発表を、2年1組の岡田さんには1年次に参加したアメリカ研修の報告を英語も交えて発表してもらいました。
担当者の皆さんからの質問に答える形で、生徒たちは「興味や関心の幅が広がり、社会課題に対しても視点が広がった。」「昔から疑問に感じていたことに深くアプローチできたことが楽しかった。どんなことにもぶつかって取り組んでいくことは将来的にも役立つのではないかと思う。」「米国現地で実際に学生らと話して、海外の学生の将来へのビジョンの持ち方など勉強することができた。」と、NGP活動を通して得たものを話してくれました。
今後の探究学習について、たくさんの貴重なご意見をいただきました。あっという間に終了時刻になってしまったほど、話の尽きない会議でした。
以下は、いただいたご意見を抜粋しました。
●探究学習やNGPのプログラムが、大学入試と別のものではなく影響があるということを早い段階から生徒たちに意識付けをしていくことが大切だ。(大学入試は以前とは変わってきており、探究の要素を取り入れないと解けない、または探究的な学びを経ていないと難しいものもあるという話の中で。)
●課題研究のテーマが非常に幅広い。社会課題の解決につなげるのか、自分の興味関心を深掘りし探究することを大事にしていくのか、テーマ設定の観点をどちらか明確にするべきではないか。
●もっと学校外の人達が見られる発表の場があるといい。長野高校のNGP活動を知っていても、その内容までは詳しく見えてこない部分もあると思うので、外部にアピールする場としても良いではないか。
お忙しいところをありがとうございました。