1年生 課題研究中間発表会を終えて

2025年02月28日

堂々としたプレゼンテーションに活発な質疑応答も

 2月25日(火)、26日(水)の2日間、1年生の「課題研究中間発表会」を行いました。
 昨年11月に実施したフィールドワークでの学びを経て、この発表会は今年度のまとめになります。一方で、2年生からは個別研究が始まるので、自分たちが取り組んでいく「課題」を設定する出発点でもあります。
 1年生はグループで研究を進めてきました。発表会は、2日間で全56班を半分ずつに分けて、グループ毎に8分間のプレゼンテーションと質疑応答を行います。
 この2日間でいくつかの分散会をのぞいてみました。あるグループは、学習をサポートする独自のwebアプリの開発を行いました。開発期間が短かったためテスト運用までいかず、システムの有用性について第三者の声を聞いて確認することはできなかったということですが、ひとりに大きな負担をかけないチーム開発の大切さなど、結果的に多くの学びを得ることができたと発表していました。また、「行動と心理」をテーマに、ポップ(売り場の広告)の宣伝効果について研究したグループもありました。マーケティングを先行調査した上で、実際にポップを制作してお店に置かせてもらい、実験週と前週の売り上げデータを比較し考察していました。他にも、街頭インタビューやアンケートの結果を検証するなど、実際に自分たちで得たデータを基に研究を深めているグループがいくつもありました。
 どの分散会でも、堂々とプレゼンテーションをする様子や、集中して発表を聞き、活発に質疑応答をする様子など、生徒たちが熱心に取り組んでいる姿が見られました。

 発表を終えた生徒たちの感想抜粋です。
・講評や他の班の発表を聞いても感じたが、もっと細かい分類でより説得力のあるデータ(根拠)を基に論じることができたのではないかと思った。研究を進めていく中で、根拠は大切にしていきたいし、そうすることでもっと深く研究できると感じた。
・自分たちの研究や準備の成果が十分に出た発表になり、何より自分たちの思いを聞いている人に伝えることができたのが良かった。先生から「提示・願いはもっと取り入れるべき」というアドバイスをもらったので、今後の個別研究に生かしたいと思った。
・伝えたいことを伝えることができて良かった。簡潔にどうやって伝えると分かりやすいかが課題だと思った。来年度はより身近な事象に結び付け、より分かりやすい研究を意識していきたい。
・自分の興味あるテーマを社会課題に結び付けて考えることが大切。いきなり世界ではなく、地域の問題からどんどん多面的な視点を加えて研究していきたい。

 1年生の皆さん、発表会お疲れ様でした!

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