3年選択生の課題研究発表会を実施

2024年07月23日

2年生を聴衆に、これまで取り組んできた研究の成果を発表しました

 3年生の総合の時間「グローカルアカデミア」は、選択生の授業です。7月22日(月)が最後の授業で、2年生を聴衆に課題研究発表会を行いました。
 発表会は、2年生の各教室に2人ずつが入って、ひとり15分間の持ち時間でプレゼンテーションと質疑応答を行いました。2年次から継続している研究も、3年生になってフィールドワークや実験、調査などを追加して内容をブラッシュアップさせたり、新たにテーマを設定して始めた課題研究など、それぞれに熱意のある発表でした。

 以下は、3年生の発表タイトルです。(名簿順)
1組 荻原さん「個人情報保護と情報モラル」
2組 饗場さん「地球温暖化と学校の関わり」
2組 赤尾さん「動物園から考えるアニマルウェルフェア」
2組 池上さん「水棲生物理想の川を探る~微生物編~」
2組 池田さん「コロナ禍が明けた今」
2組 市川さん「竹林ビジネス」
3組 赤沼さん「望ましい国際協力のあり方について」
4組 縄田さん「長野×平和教育=? ~戦争体験者がいない時代の教育方法~」
4組 米山さん「考えよう 夫婦別姓」
5組 宮島さん「外国文学の魅力を伝えたい!」
6組 中澤さん「アリジゴクの毒で殺虫剤は作れるのか Part2」
6組 船城さん「人が感じる色」
7組 関さん「インフルエンザウイルスの構造を用いた新型感染症の発生防止対策の提案」

 今年度は、多くの選択生が学校外で発表に参加してくれました。先月行われた上田高校主催の「令和6年度 北陸新幹線サミット」はほぼ全員の選択生が参加し、県内外で同じように課題研究に取り組んでいる同世代と積極的に意見を交換し合いました。これから夏休みに校外で発表を行う生徒もいます。みな意欲的に研究活動に取り組んでいる姿がとても印象的でした。
 3年生のグローカルアカデミアは、発表会でひと区切りです。授業は終わりますが、今後は、活動成果を残す研究集録の発行に向けて、各自で論文をまとめることになっています。自分たちの探究心を高校での活動にとどめることなく、ぜひ大学以降の学びに繋げていってください。

 課題研究発表会では、研究方法について質問が出たとき、「専門性が高い研究内容だったことや、専門家が県外の大学にいたのでフィールドワークはせずに、メールで何度もやり取りしながら研究を進めていった。現地を訪問するフィールドワークだけではない、研究のやり方もあるので参考にしてほしい。」と、夏休みに向けて研究を進めていく2年生に向けて、自分に適した研究方法はひとつではないことを話してくれた3年生もいました。
 最後に、発表を聞いた2年生の感想などの抜粋です。

・自分が見学した発表は、最初のリサーチクエスチョンから深掘りがされていてとても面白い内容になっていたので、僕もただの調べ学習にはせず、どんどんリサーチクエスチョンを繋げていこうと思った。
・自分なりにこだわりを持って研究を進めていくことや、失敗も研究の一部だと思い、次に活かしていくということを自分の研究にも生かしていきたい。
・テーマについてよく知らない人にもわかりやすく、興味を持ってもらえるように、難しい単語を説明することなどは大切だと思った。
・目の前の課題と持続可能性を関連させながら考えることが大切だと思う。また、ただ調べるのではなく、自分の目で確かめることを活かしていきたい。
・今回の課題研究発表会では、主に身近な事例や出来事にも触れつつ聞き手の理解を深めていたので、自分の研究でもできる限り身近な事例や出来事にも触れていきたいと思う。

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