新年度の授業が始まりました

2024年04月17日

1年生はブレインストーミングから

 新年度も本格的に授業がスタートしています。
 15日(月)は第1回目の総合の授業でした。3年生は、NGPを選択した生徒たちが、7月までそれぞれの課題研究に取り組みます。2年生はグループでの研究を経て、いよいよ各自が興味・関心のある分野や、進路希望に沿ったテーマで個別研究へ進みます。

 1年生は、ブレインストーミング(以下、ブレスト)や、考えをまとめていくディスカッションなど、これから始まる課題研究でも頻繁に登場してくる基礎を学んだ上で、地域から学ぶフィールドワークなどの活動に移っていきます。
 第1回目のこの日は、「高校時代に身につけたい力」をテーマにブレストを行いました。
ブレストは、たくさんのアイディアを出し合って話し合うための方法です。『結論厳禁』(意見を否定したり、実現可能か判断することは禁止)、『自由奔放』(ユニークで斬新な意見も大歓迎)、『質より量』で意見を出し合う、『他人の意見に便乗』して新たな考えを創る、の4つのルールのもとに行います。
 各クラスで少人数のグループに分かれて、まずは実践。はじめはとにかく量を意識して、ひとつの意見を1枚の付箋に書いて貼っていきます。
 あるクラスの授業を覗いてみました。
 “様々な物事に積極的に取り組む力”“勉強を習慣づける力”“自主性”“英語力”など学習面に関する力をはじめ、ほぼ全部のグループで挙がっていたのが、人間関係を円滑にする“コミュニケーション力”。グループの一人ひとりが持つ色々な視点から話題がどんどん広がって、たくさんの意見が出ていました。
 どれだけの意見が出て、その意見の中からグループとしての考えをどうまとめていくか、一連のブレストの流れを体験したあとは、グループ毎に発表をしました。
 あるグループは、学力など個人で高めていく力と、コミュニケーション力など周りと関わることで高められる力に分類したうえで、個人の力は周りと関わる中で伸び、その逆も然り、それぞれの能力を本当に身につけるためには両方をバランスよく高めていくことが大事とまとめました。また別のグループからは、出された意見の中には大学や社会に出てからも必要になる力もあり、高校時代の今から身につけていきたいという話もありました。

 1時間で駆け足でしたが、第1回目の授業が無事に終わりました。
 基本的に月曜日の6限は、全学年が同時に総合の授業を行っています。3年生の発表を1年生や2年生が聞くなど“学年を越えた学び”を取り入れながら、今年度もNGP活動を進めていきます。

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