2年生の課題研究はまとめの段階へ

2023年10月17日

12月の課題研究発表会に向けて、中間報告会を行いました

 2年生は、夏休み期間などを活用してフィールドワークを行ったり、実験や文献調査など、それぞれの方法で研究を進めてきました。いよいよ課題研究もまとめの段階です。
 10月16日(月)は、課題研究発表会(12月実施)に向けた中間報告会を行いました。ゼミのメンバーの前で、これまでの研究成果と、今後の見通しや課題を発表し合います。1年生も報告会の様子を見学しました。

 今月2日(月)と今回の授業には、6月に続いて、本校OBで東京大学大学院工学系研究科 学術専門職員の佐野太一先生が来てくださいました。
 佐野先生には、教室を回って発表を見てもらい、都度生徒たちに声をかけてもらいました。1時間という短い時間だったので、佐野先生は「調べ学習の紹介になってしまわないように、より良いリサーチクエスチョン、課題研究全体で明らかにしたい問いを立ててほしい。」と、課題研究全般について話をしてくれました。「まずは答えの出やすいリサーチクエスチョンを考えて、社会課題と結び付けていく、その上で大事になるのは比較すること。課題に対して出来ていることと出来ていないことの差を比較すると、そのギャップが解決策につながっていく。12月まで頑張って。」と、発表会に向けて生徒たちを激励しました。

 1年生のNGP活動はというと、クラスの枠を越えて、興味のあるテーマが似通っている5人程度でグループを作り、活動しています。グループとしての研究テーマも決まって、今後は11月のフィールドワークに向けて、希望する企業や団体などを絞り込んでいきます。社会の最前線で働いている人たちとの対話は、自分の研究課題などを深く考える貴重な機会です。有意義な時間となるよう、これからしっかりと準備をしてほしいと思います。

 佐野太一先生には、10月から3月末まで半年間、特別非常勤講師として本校の探究学習に関わってもらうことになりました。主に1、2年生の課題研究について、先生のこれまでの研究や経験を元にして、幅広い視点でアドバイスをお願いしています。佐野先生、今後ともよろしくお願い致します。

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