3年選択生の課題研究発表会を実施

2023年07月26日

2年生を聴衆に、これまで取り組んできた課題研究を発表しました

 3年生の総合の時間「グローカルアカデミア」は、選択生の授業です。7月24日(月)が最後の授業で、2年生を聴衆に課題研究発表会を行いました。
 発表会は、2年生の各教室に2人ずつを配置して、1人15分間の持ち時間でプレゼンテーションと質疑応答を行いました。2年次からの研究の継続であっても、3年生になってフィールドワークを追加して内容をブラッシュアップさせたり、新たにテーマを設定して始めた課題研究など、それぞれに熱意のある発表で、集大成にふさわしいものばかりでした。

 以下は、3年生の発表タイトルです。(名簿順)
1組 岡田さん「出会いと場づくり~好奇心がカタチになる地域~」
1組 三井さん「アイドルと社会」
1組 渡邉さん「健康な歯を保つために~知っておきたいもう一つの虫歯~」
2組 野本さん「We need 世代間交流」
3組 青木さん「SNSマーケティングってどうなの?」
3組 小澤さん「人を音楽に陶酔させる環境を創るには」
3組 中澤さん「グループワークを世界で見る!」
3組 深瀬さん「脳に話しかける腸~腸内細菌で脳を元気に~」
3組 松平さん「日常に役立つ心理学」
3組 山口さん「学習意欲を高める教育を作るために~政治と教育~」
5組 宮島さん「倍速視聴と映画~情報社会の映画と私たち~」
6組 海沼さん「路線バスの生存法」
6組 中村さん「高校生と地域 結び付けるには??」
7組 倉嶋さん「人間による翻訳は必要か」

 今年度、印象的だったのは、選択した全員が課題研究をつづけてくれたことです。長野市内をはじめ、県外にも積極的にフィールドワークに行ったり、より身近なデータを得るために全校にアンケートを取ったり、研究に意欲的な姿も多く見られました。
 3年生へ今後について問う中で、「教育分野と比較文化に関心があったが、ここまで興味のある2つの分野をしっかりと研究することができて、将来や進路を考えるきっかけにもなった。」「大学でもこれまでの研究を生かし、行政支援のあり方について続けて研究していきたい。」などと、自身の進路と課題研究のつながりを答えてくれた生徒もいました。ぜひ、自分たちの探究心を高校での活動にとどめることなく、大学以降の学びに繋げていってください。
 3年生のグローカルアカデミアは、今回の授業でひと区切りです。授業は終わりますが、今後は、3年次の活動成果を残す研究集録の発行に向けて、各自でまとめを行ってもらう予定です。

 最後に、発表を聞いた2年生の感想などの抜粋です。
・得られた情報から自分なりの解決策を導き出していたので、自分もただFWに行くのではなくそこからさらに考えを深められるようにしたい。
・2年間の研究についての発表は、自分も昨年度から引き継いだテーマで研究するのでアプローチの方法などを参考にしたい。FWに行く前に問いに対してある程度の解決方法を見つけて、FWで答え合わせをするという方法が良いと思った。
・ほかの同じようなテーマの人と議論することも重要だと話していて、自分にはない考えや手段があって勉強になった。
・発表する上でのプロセスも踏まえて研究での試行方法について勘案したり、聴衆を意識して思考理解が追いついてもらえるよう、かつ多くの内容を伝えられるような内容構成の必要性も感じた。
・興味のある分野を中心に、問いから仮説、調査、新たな問いというサイクルが見られて、聞いていて分かりやすかった。簡単な質問もあり、聴衆を巻き込もうとしている姿勢が伝わってきた。強調やアイコンタクトなど、抑揚のあるプレゼンの方法など参考になる点が多かった。

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