3年選択生が学校外で研究発表

2023年06月13日

上田高校主催「令和5年度 北陸新幹線サミット」に参加

 6月10日(土)に上田高校で開かれた「令和5年度 北陸新幹線サミット」に、3年選択生、6組の中村さんと1組の岡田さんの2人が参加してきました。

 北陸新幹線サミットは上田高校の生徒が運営し、新幹線沿線にある高校の生徒たちを中心とした課題研究発表会・意見交換会です。基調講演のあとに行われた分科会は、「環境問題」「地域活性化」「教育格差・貧困」の3つのテーマと、使用言語が英語で、グローバルな課題について解決策を提言する分科会の4つに分かれました。

 中村さんの発表は、県外へ出る前の高校生に地域活動への参加を促すことで、地元への愛着を深めて、将来的な若者の県外流出や地域衰退を防ぐことにつなげたいと、高校生と地域団体を結ぶサイトを自ら作り提案した「高校生と地域活動、結びつけるには?」。より身近なデータを得るために全校にアンケートを取ったり、フィールドワークを追加し研究を続けています。
 岡田さんは「出会いと場づくり~好奇心がカタチになる地域~」と題して、チャレンジする人が未来を描けるよう、地域はその環境整備を含めどう応援するべきなのか、活動支援や起業支援のあり方を研究しています。3年生になってからも福井県や塩尻市で積極的にフィールドワークを行っています。

 2人とも、“地域の課題から地域創生を考える”をテーマにした分科会に参加しました。この分科会には、上田高校、上田染谷丘高校など県内の高校だけでなく、金沢大附属高校や新潟県立三条高校の生徒たちも来ていて、研究発表と意見交換をしました。本校の中村さん、岡田さんの研究は、課題設定にはじまって、仮説の検証やフィールドワークによる調査を経て、まとめをするという、課題研究の道筋をしっかりと踏んだ研究として、高く評価されました。

 中村さん、岡田さんに北陸新幹線サミットに参加した感想を聞きました。
●中村さん
「同じ問題意識を持っていても、観点が独特な研究や違った切り口があったので、刺激があって楽しかった。その中でも“自分の地域が好き”という気持ちが皆一緒で嬉しい気持ちになった。参加した高校生は皆、自らアクションを起こしたり活動的で、頑張っている他の高校生の姿を見ることができて楽しかった。」
●岡田さん
「自分の研究活動を、学校が違う高校生と一緒に意見交換をする機会がこれまでなかったので、新鮮で良い時間を持つことができた。未来につながる良いつながりや仲間を得たと思う。研究手法ひとつをとっても、データ分析や行動を伴うものなど様々で、とても参考になった。」

 対面での校外発表は、本当に久しぶりでした。県内外の多様な同世代との交流に刺激を受けて帰ってきてくれました。今回を研究に活かして、7月24日の課題研究発表会(3年選択生の集大成です!)に向け頑張ってほしいと思います。

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