コンソーシアム会議を開催し意見交換

2023年03月22日

本校の探究学習について貴重なご意見をいただきました

 長野高校は、県内初のSGH校、つづく「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(グローカル型)」と、8年間に及ぶ文部科学省の指定事業は令和3年度末で終了しましたが、実質的に事業を継続し、探究活動のさらなる充実に努めています。
 この事業に際して立ち上げたコンソーシアムは、事業終了後も継続をお願いし、双方向で協働できる体制を目指しています。コンソーシアムには、長野県企画振興部総合政策課、長野市、信州大学教育学部、信州大学工学部、長野県立大学、東京海上日動火災保険株式会社、株式会社八十二銀行、長野青年会議所、金鵄会(本校同窓会)がひきつづき参加してくださり、本校の探究学習にさまざまな角度から支援をいただいています。
 今年度も、フィールドワークの受け入れや調整、昨年12月に実施した2年生の課題研究発表会への講師派遣などにご協力いただきました。

 少し前になりますが、2月28日(火)に担当者の方々とコンソーシアム会議を本校で開き、意見交換の場を持ちました。
 本校の担当者が、10月中にコンソーシアムの皆さんを個別に訪問して、それぞれにお話しする機会を設けさせていただきました。昨年度はオンラインで会議を開いたので、こうして顔を揃えるのは久しぶりです。
 限られた時間の中でしたが、NGP事業に対して、たくさんの貴重なご意見をいただきました。(以下、抜粋)

●今年度も各部署で生徒のフィールドワークを受け入れている。今後も受け入れ方針は変わらないが、フィールドワーク先をもっと開拓していくと、地域とのつながりや活動の転換が期待できるのではないか。
●研究においては、テーマ設定が重要だ。研究テーマをどう決めるのか、じっくり考えて、時に議論して決めていくことが必要になる。コンソーシアムを活用し、フィールドワーク受け入れなど、ある一部分だけの協力体制ではなく、継続して関わり合うことができたら良いと感じる。
●地域社会との関わりは非常に有意義だと感じる。高校生の段階で社会課題を学ぶことで、自分自身が興味のある分野を発見し、のちの進路などにつながるのではないか。
●昨年12月の2学年課題研究発表会で全体会講師を務めた。代表発表は多様性に富んで甲乙つけがたいものだった。一方で、発表の場に立った6人以外の生徒がどう感じ、どんな気づきを得たのかが気になった。生徒による評価を即時に審査に加味するなどの形式も検討してみてはどうか。

 なお、同日午後に実施していた1年生の課題研究中間発表会もご参観いただきました。お忙しい中、ありがとうございました。

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