世界の台所探検家 岡根谷実里さんが課題研究にアドバイス

2022年10月21日

2年生「プロジェクト発表会」に向けて、課題研究もまとめの段階に

 2年生は、夏休み期間なども活用して行ったフィールドワークを経て、課題研究もまとめの段階に入っています。
 12月20日(火)は、今年度のプロジェクト発表会及び課題研究発表会を行う予定で、一人ひとりが研究の成果を発表する場になります。一昨年度よりプロジェクト発表会については、10人程度でひとつのグループを組み、90分間の持ち時間を生徒たちが自由に企画・運営し発表の場を作ることとしています。
 10月の授業では、個人で研究をまとめて発表スライドを作成すると同時に、グループで発表形式や、1年生にどんな形で会に参加してもらうのかなど、発表会のあり方をイチから考えているところです。

 18日(火)と19日(水)の授業には、本校OBで“世界の台所探検家”として活動している岡根谷実里さんが来てくださいました。
 2年生に今、研究を進める上で困っていることを聞くと多く挙がってくるのが、最終的にどこを着地点にまとめていけばいいのか、自分らしい研究とは、という点です。
 岡根谷先生は、はじめにオリジナリティーのある探究、発表をするにはどうすればよいかを、ベトナムでヴィーガンの代替肉について調査をしてきた自身の経験を例に挙げながら話してくれました。その上で、「フィールドワークで話を聞いて、何に興奮し、何に違和感を持ったのか。感情は自分のものなので、心が動いたところを深く掘り下げいくと研究がオリジナルなものになる。」としました。また、フィールドワークなどを経て、まとめの段階で大事になってくることは「すべての情報を鵜呑みにせず、1つの言葉について最低3つの情報源を調べること」と話しました。
 講演のあとは、教室を回って、各々スライドを作成している生徒たちに声をかけて質問に応じたり、研究や発表に関することは何でも相談に乗っていただきました。

 岡根谷先生には、今年度から本校の探究学習に、特別非常勤講師として年間を通して関わってもらうことになりました。主に1、2年生の課題研究について、先生ご自身が国内に留まらず世界を巡ってきた経験を元にして、幅広い視点でアドバイスをお願いしています。岡根谷先生、今後ともよろしくお願いいたします。

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