1年生もNGP活動がスタート

2022年04月22日

「高校時代に身につけたい力」をテーマにブレスト

 新年度の行事もひと段落し、本格的に授業がスタートしています。
 19日(火)と20日(水)には1年生のNGP活動も本格的に始まりました。

 第1回目のNGP活動は、「高校時代に身につけたい力」をテーマにしたブレインストーミング(以下、ブレスト)です。
 ブレストは、たくさんのアイディアを出し合って話し合うための方法です。ブレストは初めてという生徒もいたと思いますが、『結論厳禁』(意見を否定したり、実現可能か判断することは禁止)、『自由奔放』(ユニークで斬新な意見も大歓迎)、『質より量』で意見を出し合う、『他人の意見に便乗』して新たな考えを創る、の4つのルールのもとに行います。
 各クラスで少人数のグループに分かれて、まずは実践を。はじめはとにかく量を意識して、ひとつの意見を1枚の付箋に書いて貼っていきます。

 あるクラスの授業を覗いてみました。
 “英語力”など基本的な学習に関する力をはじめ、今後どんな場面でも必要になるため、多くの生徒が身につけたいと話していた“コミュニケーション力”。各自が持っている色々な視点から話題がどんどん広がって、“発信力”や“思考力”、探究学習につながっていきそうな“協働する力”、“プレゼン能力”など、たくさんの意見が出ていました。
 どれだけの意見が出せて、その意見の中からグループとしての考えをどうまとめていくか、一連のブレストの流れを体験したあとは、発表です。 
 グループ毎に付箋を貼った用紙を見せながら、
「意見をまとめると、コミュ力・伝える力・挑戦する力・考える力に大きく分類されて、どれもが最終的に“自立”につながる。社会に出てからも必要な自立する力を高校時代に身につけていきたい。」
「物事を進める上で大事になってくるのは計画力・実行力など。これらを駆使して高校生活に取り組みたい。まずはやってみる!ことも大事だという話も出た。」
 1年生ながら堂々とした発表に驚かされると同時に、頼もしさも感じました。
 中には、配布されたばかりのiPadを使って、発表の要点をまとめたスライドを電子黒板に映し、発表自体を工夫するグループも!

 ブレインストーミングや、考えをまとめていくディスカッションは、これから始まる課題研究でも頻繁に登場してくるものです。
 1年生も、ディスカッションやインタビューを実践的に学ぶ講座、地域から学ぶフィールドワークなど様々な活動が始まりますが、積極的に課題研究に取り組んでほしいと思います。

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