2年生がフィールドワークを実施しました

2021年07月28日

県内各地に足を運んだり、オンラインも活用して充実した1日に

 7月19日(月)、2年生が一斉にフィールドワークを実施しました。
 
 昨年度から2年次は各自が興味を持ったテーマで行う個別研究になり、フィールドワーク(FW)の実施はグループでも個人でも可能になりました。
 複数の生徒が同じFW先を希望していてグループになったところもありますが、今年度の2年生の大きな特徴として、自分の研究テーマを掘り下げて、個人でFWを希望する生徒が大幅に増え、FW実施班は168になりました。(この場合、個人研究も班と数えています。)
 FWは、一昨年度までのグループ研究で60前後の班、個人研究を取り入れた昨年度は85の班で実施したので、それを大きく上回る数字!NGP室も驚くと同時に、2年生の課題研究に積極的に取り組んでいる様子を頼もしく思っています。

 さて、本校のフィールドワークは、生徒たちが希望する企業や自治体などへ自らアポイントメントを取って実施先を決め、また限られた時間で充実したFWになるよう、自分がどんな研究をしているのか相手に伝えるスライドを作成したり、質問を深めるなど準備を進めてきました。
   
 今回のFW先をいくつか紹介すると、
●信州大学医学部附属病院 感染制御室 金井信一郎先生(新型コロナウイルス感染症対策について)
●「長野県は宇宙県」連絡協議会(宇宙技術開発など)
●伊那食品工業株式会社(海洋プラスチック問題について)
●特定非営利活動法人ジャパンハート(無償の医療援助とやりがいについて)
●伊那市役所 企画部企画政策課 新産業技術推進係(遠隔医療の意義、ICTを活用した町づくりなど)
●株式会社inaho(農業におけるAIの活用など)
●長野県教育委員会 学びの改革支援課

 FW先が県内の場合は現地訪問を、県外やFW先の職種など状況に応じてオンラインを活用し、それぞれに有意義な時間を持つことができました。
 FWを終えた生徒たちからは、「教育は誰もが通る道だからこそ、価値観が交錯し合う根深い分野で、規模が大きく圧倒されてしまったが、自分なりの答えを見つけられるようにしたい。偉大な先生方との出会いが良い刺激になった。」「FWを通して、貧困問題を解決するためには、まず地域とのつながりについて考え直すことと、私たちが自ら進んで周りとの関わりを作る主体性が大切だと感じた。」などの感想が聞かれました。
 得られた生の情報には、今後の課題研究に活かすことのできるヒントや気づきが数多くあったのではないでしょうか。今回の活動が、12月に実施する2年生のプロジェクト発表会にどう生かされてくるのか楽しみです。

 昨年度から続くコロナ禍でのフィールドワークでしたが、長野高校として感染防止対策を徹底し、またFW先のご厚意で無事にFWを終えることができました。
 今回、2年生のFWを受け入れてくださった企業や自治体、学校関係など多くの皆さん、お忙しい中、貴重なお時間をありがとうございました。

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