アニメトーク開催①

2021年03月30日

新しい「国際ボランティア」に参加者も大満足

 今月7日(日)、諏訪市で行った「インターナショナル・アニメトーク」では、米国・台湾の学生と本校の生徒がオンラインで交流を行いました。

 参加者は以下の通りです。
主催 長野高校 28名参加
   米国コロラド州イーグルクレスト高校生 16名参加(担当 Laura Williams先生)
   台湾義守大学生 21名(担当 李守愛先生)
   
 これまでの「訪問しての研修」から「国際ボランティア」へと視点を変えた国際交流です。
 海外から参加した学生は、いずれも授業で日本語を学んでいる生徒で、交流は長野高校生が日本語でリードしました。参加者の中には、日本人と話すのは初めてだという人もおり、長野高校生は、やりとりに英語を交えたり、ゆっくり話したりという工夫をしていました。相手を見ながら伝わっていることを確認してコミュニケーションを取ることは、英語学習の先にある「グローバル社会でのコミュニケーションのあり方」です。支援する側の長野高校生も、大事なことを体験的に学んだようです。参加した長野高校生の感想を紹介します。

「初めて海外の人と話してみて、自分の意見を外国の人に伝えるというのは難しいと思った。でもジェスチャーをしたり、スマホなどで画像を見せたりすることで会話が進み、必ずしも言葉を完璧にしなければ伝えられないというわけではないと実感した。」
「日本語での交流でも相手に気を遣うことは沢山あるんだということを一番に感じた。相手が困っていると感じたら英語でフォローをしたり、簡単な日本語を使ったり、自分が海外の人と英語で交流をする時とは全く違った対応が必要になると思った。」
「日本語なら交流もやりやすいのかなと初めは思っていたけれど、英語での交流とは違った難しさが沢山あって、良い経験になった。自分たちが英語を勉強するのと同じように日本語を勉強している人達との交流だったので、日本語を勉強する上で何を間違えやすいのか(お段の次のう段をよく抜かしてしまうなど)とか、どうやってコミュニケーションをとったら相手はやりやすいのかなども知ることが出来た。また、海外でのアニメの人気について知ることも多かったので、学びの多いプロジェクトだったと思う。」
「アメリカや台湾の生徒が自分たちで挙げた一番好きなアニメについて詳しい感想や、ディスカッションを通して、国は違っても思うことは似ているのだなと感じた。 日本語がとても上手で私も英語やその他の言語の勉強を頑張ろうと思った。 私たちは小さい頃から日本のアニメを見てきてあまり感じないかもれしれないが、日本のアニメはとても描写が綺麗だそうだ。海外でもアニメがあるがどうして日本のアニメは特に人気なのかと今まで疑問に思っていたが、それは面白いからだけではなく描写の丁寧さや美しさ、個性的さなど様々なことが影響しているのだと思った。」
「アメリカと台湾の皆さんが、日本語を学んで秋葉原に行ったり、アニメをもっと見たいという目的を持った学びをしているのを見て、私も英語を学ぶときには何か目的を持ってできるようにしたいと思った。 日本の文化がアニメを通じて、海外の方に小さい頃から伝わっていることが知れていいなと思った。 台湾の皆さんが、いつか台湾に来てくれたら案内するから、絶対連絡してね!と言ってくれて嬉しかった。今回の交流だけで関係が終わってしまうのは寂しいから、連絡を取り続けていきたい。」
「彼らにとってアニメは、日本語を学ぶ目的で、尚且つとてもいい手段になっていることを知って、とても嬉しかったです。先生が仰っていたように、英語を学ぶ目的を何かしっかり持っていると、取り組みがより一層深くなっていくことがよく伝わり、自分も英語をただ学ぶのではなく、目的を持ち、その実現のための材料として学んでいきたいと思いました。そして、今回のこの出会いをこのままで終わらせずに、連絡を継続してとっていきたいと思います。」
「アニメのことについて他国の人と一緒に話し、楽しむ事ができた。外国の学生の方が日本に興味を持ってくれているということは嬉しいなと思う。 交流の際にもう少し英語を混ぜられたら良かったと思ったので、来年もあればそこを頑張りたい。」
「恐れずコミュニケーションを取ることが一番大切だと思うようになりました。」
「これで関係が終わってしまうのはもったいない。今度は直接会ってみたい。」

 次回、海外での反響をご紹介します。

ブログ一覧に戻る