2年生のNGP活動も本格的にスタート
2020年06月11日
2年生 第1回の総合授業より
6月9日(火)10日(水)は、2年生の第1回総合学習の授業を実施しました。新型コロナウイルス感染予防から続いていた休校がようやく明けて、いよいよNGP活動も本格的にスタートです。密を避ける感染症対策として1クラスを20人ずつ2教室に分けて行いました。
今後、活動を続けていく上でオンラインは必須です。前半の授業のテーマは「オンライン社会で必要な力とは?」。質より量で意見を出し合うこと、意見の否定を禁止などのルールのもとに、1グループ4人に分かれてブレインストーミングなどを行いました。
「正確な情報を判断する力」「画面を通してもコミュニケーションを取れる力」「双方向でのコミュニケーションを円滑に進めていく力が必要になってくる」「実際に会えないので、普段以上にジェスチャーなども使いしっかりと自分の意志を示すこと」など、各グループでさまざまな意見が出ました。
ブレストを受け、NGP推進室の小宮山先生は「これからはオンラインだからできることが社会の新しい常識になっていく。クリエイティビティー(創造性)を大事に、自分ができることに取り組んで」と授業をまとめました。
後半の授業では、実際にGoogle Meetを使い、双方向でやり取りする演習も行いました。
別の教室にいる違うクラスのグループとGoogle Meetでつなぎ、パソコンの画面を通して、じゃんけんやしりとりをしたり、これから始まる課題研究について、自分のフィールドワーク先やプロジェクトを発表して質疑応答を行う練習も行いました。
この演習は、前半の授業で行ったブレインストーミングでもほぼ全てのグループから出された“オンライン上でのコミュニケーション力”を実際に発揮する場でもありました。「オンラインで会話をする時、思っている以上に自分の言葉が伝わらないことが分かった。」「相槌を打つなど、こちらも伝わっているということを視覚的に相手に伝えることが大事。」「ゆっくりハキハキと話した方が良いと思った。」など、授業後の生徒からの感想にもありましたが、やってみると難しい場面も多くあったようです。
今年度は、フィールドワーク(FW)もオンライン実施を予定し、今の高校生は大学受験、就職試験と、これから先もオンラインを求められる場面が数多くやってくるでしょう。今後もこうした経験を積み、コミュニケーション能力はもちろん、FWをはじめとするオンライン上のいわゆるミーティングを円滑に回していくファシリテーションの力も身につけていってほしいと思います。