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2020年05月13日

青年海外協力隊看護師が語るザンビアの栄養と健康

 豊富な食料に恵まれ、食品ロスすら問題となる日本とは対照的に、食料不足や飢餓に苦しむ地域があります。とくにアフリカでは、カロリー摂取量が少なく、栄養不足に苦しむ人々が多いとされます。5月1日(金)、地理で学ぶ「食料問題」の一環として、アフリカ、ザンビアの農村部にて青年海外協力隊隊員として「小児栄養改善プログラム」をメインに活動された伊勢赤十字病院看護師、別府真衣さんを講師としてお招きし、ザンビアの食料問題を題材にしてGoogle meetによるオンライン講座を実施しました。
 「貧困」「飢餓」という言葉とともに語られることの多いアフリカ。しかし、高層ビルや巨大なショッピングセンターが林立する風景、これもアフリカ。ファーストフードなど欧米型食生活が普及することで、生活習慣病も問題となる。確かに、1日1.9ドル以下で生活する「貧困」状態にある人々も一定数いるが、必ずしも現金が必要な生活を送っている訳ではなく、食料問題の背景にも様々な要因が複雑に絡み合っている。「常識」を疑ってみることの大切さ。別府さんの言葉が心に響く講座でした。

「コロナの今だからこそ学べることがある。
 今だからこそできることに挑戦してほしい。」

「私たちができることはググったら出てくるが、
 私がしたいことはググっても出てこない。
 それを見つけるためにいろんな経験をしてほしい。」

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