新年度の授業が始まりました
2023年04月19日
今年度より全学年が同じ時間にNGP活動を行います
新年度の行事もひと段落し、本格的に授業がスタートしています。
今年度より、基本的に月曜日の6限に全学年が同時に総合の授業を行います。3年生の発表を1年生が聞くなど“学年を越えた学び”が、これまで以上に取り入れやすくなります。
17日(月)は第1回目の授業でした。
3年生は、NGPを選択した生徒たちが、7月までそれぞれの課題研究に取り組みます。2年生はグループでの研究を経て、いよいよ各自が興味・関心のある分野や、進路希望に沿ったテーマで個別研究へ。
1年生は、ブレインストーミング(以下、ブレスト)や、考えをまとめていくディスカッションなど、これから始まる課題研究でも頻繁に登場してくる基礎を学んだ上で、地域から学ぶフィールドワークなどの活動に移っていきます。
第1回目のこの日は、「高校時代に身につけたい力」をテーマにブレストを行いました。
ブレストは、たくさんのアイディアを出し合って話し合うための方法です。ブレストは初めてという生徒もいたと思いますが、『結論厳禁』(意見を否定したり、実現可能か判断することは禁止)、『自由奔放』(ユニークで斬新な意見も大歓迎)、『質より量』で意見を出し合う、『他人の意見に便乗』して新たな考えを創る、の4つのルールのもとに行います。
各クラスで少人数のグループに分かれて、まずは実践。はじめはとにかく量を意識して、ひとつの意見を1枚の付箋に書いて貼っていきます。
あるクラスの授業を覗いてみました。
“予習や復習を集中してできる力”“計画通り進める”“効率的に進める力”“英語力”など学習面に関する力をはじめ、始まったばかりの高校生活に対して“生活習慣をコントロールできる力”、ほぼ全部のグループで挙がっていたのが、人間関係を円滑にする“コミュニケーション力”。色々な視点から話題がどんどん広がって、たくさんの意見が出ていました。
どれだけの意見が出せて、その意見の中からグループとしての考えをどうまとめていくか、一連のブレストの流れを体験したあとは、グループ毎に付箋を貼った用紙を見せながら発表です。
あえて項目で分けなかったというグループは、すべての力が関連づいているからで、自分と向き合って身につけていくことが大事だとまとめました。ほかにも、出された意見を、コミュニケーション能力・効率・学校生活・将来・忍耐力と大きく分類し、これら沢山の力を駆使して高校生活に取り組みたいという話もありました。
1時間で駆け足でしたが、第1回目の授業が無事に終わりました。