1年生がフィールドワークに向けて準備

2022年11月01日

世界の台所探検家 岡根谷実里先生のワークショップも

 1年生の総合学習は、11月のフィールドワーク(FW)に向けて準備を進めているところです。
 1年生のFWは、5人程度の課題研究班を作り、班で設定した研究テーマについて地元の企業や大学、公官庁などを訪問(もしくはオンラインインタビュー)して直接お話をお聞きし、自分たちの研究を深めていくための取り組みで、本校の課題研究の柱となる活動です。また、生徒たちが希望するところに自らアポイントを取って実施先を決めていくのも特徴のひとつです。

 10月29日(土)の土曜セミナーには、先週の2年生の授業にひきつづいて、本校OBで“世界の台所探検家”として活動している岡根谷実里さんが来てくださいました。
 1年生の課題研究が本格的に始まっていくのを前に、岡根谷先生からは、『インタビューを楽しもう』をテーマにお話をしていただきました。
 相手から話を聞き出すインタビューのスキルは、課題研究やフィールドワークに限らず、これから様々な場面で必要になる力です。岡根谷先生は、これまで世界各地の家庭の台所を巡って調査をしてきた経験をもとに、インタビューのコツとして、「テーマと相手について事前に十分リサーチする」「具体的で本質的な質問をする」「興味を持ち、会話を楽しむ」の3つを挙げてくれました。

 岡根谷先生のお話を踏まえて、実践的に生徒同士がインタビューをし合う時間も設けてもらいました。特に「具体的で本質的な質問をする」という点については、グループで決めた質問を、具体的=自分なら答えられるか、本質的=知りたいことが明確かをチェックし、さらに不十分なものはどんな言い換えができるか思いつく限りで書き出す作業をして『質問を深める』ことを学びました。

 1年生は、月曜日からFW希望先にアポイントを取り始めています。1年生には、岡根谷先生のワークショップで学んだインタビューのコツを大事に、FW先への質問をしっかりと深めていき、実りあるFWを迎えてほしいと思います。

 なお、岡根谷先生には、今年度から本校の探究学習に特別非常勤講師として年間を通して関わってもらうことになりました。主に1、2年生の課題研究について、先生ご自身が国内に留まらず世界を巡ってきた経験を元にして、幅広い視点でアドバイスをお願いしています。

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